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2021.09.09

プレスリリース

機械学習を活用したリアルタイムオーディエンス解析技術をヘッダー・ビディングソリューション「Prebid.js」のRTDモジュールに対応
~国内外のサービス・パブリッシャーがよりプライバシーに配慮した連携が可能に~

国内最大級パブリックDMPを提供するデータプラットフォームカンパニーの株式会社インティメート・マージャー(本社:東京都港区、代表取締役社長:簗島 亮次、以下当社)は、当社が提供する機械学習によるリアルタイムオーディエンス解析技術をヘッダー・ビディングソリューション「Prebid.js」の Real-Time Data(以下RTD)モジュールに対応したことをお知らせします。

昨今、Webユーザーのプライバシー保護の高まりとともに、欧州では「GDPR(EU一般データ保護規則)」や「CCPA(カリフォルニア州消費者プライバシー法)」などによるデータ収集・活用の規制強化が行われています。また、AppleのブラウザであるSafariは2020年3月にITP(Intelligent Tracking Prevention)のアップデートにより3rd Party Cookieはブロックされるほか、GoogleはChromeでの3rd Party Cookieサポート終了を2023年に延長することを発表しましたが実施自体には変わりはない方針を発表しています。これらの影響により、国内外問わずインターネット広告における広告配信や効果計測において、これまで活用されてきた3rd Party Cookieに代わる対策が早急に必要とされています。

今後のポストCookie時代の対策として、当社は3rd Party Cookieに依存せずにターゲティング広告の配信を持続できるようにするための代替ソリューションを二つ提唱してきました。一つは、3rd Party Cookieの代替IDとしての利用を目指している共通IDソリューション「IM Universal Identifier(以下IM-UID)」を活用した手法。もう一つは、クラスター(群)情報を活用することで、よりプライバシーへの配慮を行いながらターゲティングができるリアルタイムオーディエンス解析技術を活用した手法です。

この二つの代替ソリューションの導入拡大を目指し、今年の6月よりSSP(Supply Side Platform)やDSP(Demand Side Platform)と連携を行いました。共通IDソリューション「IM-UID」は現時点で70万を超えるドメインで活用いただけるようになり、8月には国内外のサービス・パブリッシャーがより簡単に「IM-UID」を活用していただけるように「Prebid.js」のUser IDモジュールに対応しました。そしてこのたび、機械学習を活用したリアルタイムオーディエンス解析技術も「Prebid.js」のRTDモジュールに対応しました。これにより「Prebid.js」に対応をしている国内外のサービスやパブリッシャーは、より簡単に当社のクラスター情報を活用したターゲティングを実現することが可能になります。

当社は、今後もAd Tech領域におけるポストCookie時代に向けた対応をしていく予定です。また、さまざまな領域でのデータ活用を目指し、プライバシーに配慮しつつ時代の変化に対応しながら”データとAI技術”を活用したプロダクト開発・マーケティングの支援も推進してまいります。

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